隣の男はよく見える
目の前で二人が何だか楽しそうに会話してる。


おい・・おい・・・

駿くん・・・

私のことお忘れじゃないでしょうね。。。



それにしても・・・


静のやつ、ど~ゆ~気なの?


自分で駿くんとはダメだって言っといて・・・

今日は、わざわざ二人にするようなこと・・・

駿くんとくっつけようなんて思ってる訳・・・

無いし・・・




まあ、実際これじゃ二人っきりも何も・・・ないけど?



駿くんの気持ちは・・・



どうなの?



ない・・・ある訳・・・ない!



でも・・・駿くんカッコいいな~


って・・・



見惚れちゃう・・・よ



「何にする?」

「え?ああ・・・私?」



もう話は終わってたのね。

完全に意識が違うとこに行ってた。



メニューをこっちに向けて、


「僕のお勧めはこれだけど。」


と指差しながらニッコリ微笑む駿くん



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