隣の男はよく見える

綺麗な指・・・


体形だけじゃなくって指までスラッとしてるんだ・・・。



メニューじゃなくて駿くんの指を凝視。



「じゃあ、私、駿くんのお勧めにする。」


メニューは見もせずに言ってしまった。



その瞬間・・・

オーダーを取ってた綺麗な女の子が


一瞬、クスッと笑った気がした。




その笑い・・・

絶対に私に対してだよね?




「じゃあ、同じの二つで。」

駿くんは気にする様子もなくそう言った。



別に私も気にすることないんだよね?



そうだよ!



今のところ有也と小暮くんが居るじゃないの!




そうそう・・・

イケメン二人に『好きだ』って言われたのって今週だよ!



欲張るなって?





そんなこと考えていたら・・・



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