隣の男はよく見える
「どこ行ってたのよ!」
それもまた偶然で・・・
そこに旭が居た。
「な、何なんだよ。
オレは、出張で東京行ってたに決まって・・・
おい?さくら・・お前酔っ払ってるのか?」
「酔ってなんかね~よ!」
実際に自分がどれだけ飲んだか分からない。
どっかに意識を飛んで行かせてしまいたかったから・・・。
だけど、今、旭が目の前に現れて・・・
何だか・・・救われた・・・感じ
「完全に酔ってるじゃん・・・。
目え据わってるし・・・。」
旭が何やらぶつくさ言った。
「うっさい・・・あいつら・・・
絶対・・・絞めてやる・・・。」
「おい、大丈夫か?」
「ダイジョ~ブ!もう一軒!」
その時、足元がゆ揺れた。
う・・・
気持ちわる・・・い
立ってらんない・・・
そして・・・意識が・・・
プツリ