隣の男はよく見える

「何にも覚えてないわけ?」

旭が言った。



早くこの場を去りたいのに・・・



何で旭と居一緒に朝食を・・・食べてるの?


旭の手料理・・・

二日酔いでも食べれるところが不思議。



「うん。全然。」



覚えてるぐらいならここに居ないって・・・。。。



普通ならこっちが聞きたいところなのに

何故か旭に尋問されてる。





「自分から迫っといて?」


「私から?!

ジョーダンでしょ?」




コーヒーカップをガチャンと置いて立ち上がった。


が・・・




立ち上がった私を見る旭の顔は・・・


とても冗談を言ってるように見えなかった。




大人しくもう一度座りなおし・・・



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