隣の男はよく見える
静が帰って来るころには、


何だか

ソワソワ




「ただいま~。」


静だ!


「お・お帰り。早かったね。」

「別に、いつもと一緒じゃん。
それより、また弁当だった?」


静がテーブルの食べかけのそれを見て呆れたように言った。


緊張して半分も食べれなかったお弁当。



「静の分は無いよ。」

「うん。食べて来た。」



そう言いながらも

静は食べかけのお弁当を持ってテレビの前に座り込んでいた。




「だけど、何か腹へった。食べていい?」


え・・・


「食べかけだよ。」



「平気。姉弟じゃん。」



そう言われても・・・


変に

ドキドキ



よく見ると静が男に見えてきた。



今までは、美し過ぎると思っては見てたけど・・・。



ダメ・・・

そんなこと・・・


いけないわ。




すごい・・・

その後ろ姿・・・



思わず


襲ってしまいたくなる?



いけないことって・・・


燃える・・・よね?




マジ?



本とに・・こんな気持ち・・・



大丈夫か?私ってば・・・。




< 235 / 363 >

この作品をシェア

pagetop