隣の男はよく見える
『好きだ』って言った旭の・・・


旭の気持ちは、そんな前からだったの?




だって・・・


そんな素振り・・・





私が・・気付かないように・・・


してたんだ。。。。





「もう・・遅いよ。」


「正直な気持ちですか?」



正面から見透かすような前沢くんの視線に・・・



耐えられなかった。






「あんたになんか分らないわよ。



私の気持ち・・・。



もういいから・・・さっさと帰って!」







「じゃ・・俺は帰ります。
お疲れ様です。」



前沢くんは、私を励ましてくれたのに・・・




彼が帰ってしまってから自分の大人げなさを



自分で嫌になった。




< 336 / 363 >

この作品をシェア

pagetop