隣の男はよく見える
すぐそこに旭の顔・・・
「びっくりするじゃない!か・顔近いし。」
「何言ってんの。さっきからぶつぶつ。」
聞かれてた?
「つ~か、旭、今日は直帰って言ってなった?」
「早く済んだ。悪い?」
目の前に立ちはだかる感じの旭に・・
どうした?
分んないけど・・・
「別に悪かないけど・・・。邪魔だからどいてくれる?」
何だか自分でも感じ悪いって・・・思う。
そして・・・一瞬の旭の不満そうな顔。
「それはそれは失礼しました。」
旭はさっさと自分の席について足を組むと向こうを向いてしまった。
怒ってる?
背中まで向ける?
そんなに怒ってる?
隣の背中を見ていて
どうしてだろう・・
少し・・後悔
・・・