LUA-着せ替え人形に恋した俺-
「なんなら再生して観てみマス?」
マイケルが小型カメラを家のテレビにつなぎ、カメラを再生した。
ビ―――――。
『ルア、Very cute!よく似合ってマス!!んじゃ俊介を追っかけまショウ!!』
テレビの中でマイケルが笑顔でルアをほめちぎっている。
『あれルア?その髪どうした?』
テレビの中で俺がルアに聞いた。
『お父様につけておけって言われたんで』
テレビの中でルアが答えた。
「……別に今日何にもありませんでしたよ?」
「そうデスカ」
マイケルはリモコンの早送りボタンを押した。