LUA-着せ替え人形に恋した俺-
『ルアっち~♪一緒に更衣室行こっ?』
クラスの女子の一人がルアに話しかけている。
そいつの名前は神田愛-カンダアイ-という女子だ。
特別うるさいわけでもなく、おとなしいわけでもなくいたって普通の女の子だ。
神田はルアの前の席でルアと何かと気があったのか、ルアはいつのまにか神田のグループに仲間入りしていた。
そして更衣室。
テレビの中でクラスの女子達が制服を脱ぎ、下着姿になっていた。
ルアも下着姿になっていた。
神田は『ルアっちスタイルいいねー』などとルアに話しかけている。
俺はリモコンの停止ボタンを押した。
テレビはカメラの映像からニュース番組に変わった。
「何するんデスカ!!」
「あんたこそ何やってンだよ!?これ本当はノゾキが目的でつけただけなんじゃないか!?」
「んなワケないでショウ!!」
「このスケベ変態エロジジィが……!」