姫は王子の隣で
「…わかったからそんなに可愛い顔しないの。

ま、とにかく瑠苑。
好きな人くらい探してみたら?」


「好きな人…?まだ早いよ」


「高2が何言ってんのよ!?青春ってもんはねぇ────…」

「分かった分かった!!」

これ以上雅の恋愛講座を聞くのは嫌だったので

とっさに了解してしまった。


「言ったわね?1ヶ月以内に探すのよ?詩川のお・姫・様♪」


「うえぇ!?」


そんなこんなでお姫様の王子様探しが始まったのでした。


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