姫は王子の隣で
「ここがさっき言った総務委員長室だよ」

「広いね…」

胸を押さえながら話しかける。

瑠苑ちゃんもまた普通に話しかけてくれるようになった。


「寝泊まりも出来るようになってるから」


「「寝泊まり!?」」

あ、售弥とハモっちゃった

「仕事が長引いたら、11時とかになっちゃうから…って普通の会社員みたいなこと言っちゃった」


なるほど、と納得している僕の隣は何故か安心していた。


「そういう理由か」

「?他にどんな理由があるの?」

「な、何でもない。そんなこと考えてない」

「「そんなこと?」」
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