姫は王子の隣で
「瑠苑様!!?」
翌日、あまり公で活動をしていない“瑠苑ちゃんファンクラブ”が発狂した。
「瑠苑さま…髪の毛…」
「あ、切ったの♪似合う?」
「はい…似合いすぎです//」
「嬉しー、ありがとー」
「瑠苑様何があったのですか!?」
「え?イメチェンだよ?」
「髪形が変わっても俺たちは貴女について行きます…!!」
「ついてはこれないでしょ?家が違うもん」
姿は変わっても天然は相変わらず。
自分の気持ちに気づけたことは、彗星が近づくくらい奇跡的なことなのです。