響け、空に―
皆が着席したのを見届けてから先生が口を開く

「えー、今日は三時間目と五時間目が入れ替わる。あ、あと保健委員!!入江と高木だな。


今日の放課後、臨時で会議があるそうだ。」


「えっ!?」

思わず声が出た。


「どうした高木」


「あ…いえ……何でも…」

適当にごまかしてチラッと入江君の方を見ると、入江君は私を見ていた。


慌ててそらす。

顔が熱かった。



私は授業中、ずっと考えていた。

《まだ返事してないのに二人で委員会なんて……

どうやって接すればいいの?》


その考えだけが頭の中をぐるぐる回る。

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