響け、空に―



「……みちゃん、…美ちゃん、笑美ちゃん!!」


「えっ!?な、何!?」


「『何!?』じゃないよ、まったく!!ほらっ昼休みだよ!!」


「昼休み!?」


「うん。………まさかずっとボーッとしてたの…?」


「そうみたい……。どうしよう、ノート写してないよ…」

がっくり肩を落とすと目の前にノートが差し出された。

「ほらよ。」


見上げると孝が今までの授業のノートを持って立っている。


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