響け、空に―

でも、その声はついに届かずに…


ピーーーーーーーーー


不快な高音が鳴り響いた。


「…ご臨終です。」


皆が、泣き崩れた。


私は…泣けてる?


孝は、眠っているかのような、安らかな表情だった。






「た…かし?」





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