響け、空に―

「そっか…そっかぁ…やったな」


「うん。伸と結婚して…こんなに幸せで…よかった」


「じゃあ考に感謝しなきゃだな」

俺と笑美子は顔を見合わせて笑う。

そこに凛がやってきた。


俺と笑美子は凛と手をつないで歩きだす。


その時、風が俺たち三人の頭を、優しくなでるように吹いた気がした―――。




fin

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