響け、空に―
「はぁ!?何で俺が…」


「いいじゃない、ねっ?ねっ?
それに…本当は孝も気になってるんじゃないの?」


ぐっ!!

図星だ……。


本当にあいつは、笑美子は美人になった。


平静を装ってるのが精一杯だったから、どうでもいい話ばかりして、あいつの過去を知った。


ずっと黙ってる俺を見て、お袋が

「ほらっ!!図星なんじゃない」と笑いながら言った。

そして、もう五分経ったらしく窓を閉めた。
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