響け、空に―
「私、孝君のこと好きなんだもん。



…………なーんて!!嘘だよ嘘!!

今、胸痛んだでしょ?それが好きっていう証拠だよ。もう認めなよ。」

ハンバーガーを食べ終わった小沼さんは、ごちそうさまというように手を合わせ、ゴミを捨てにいった。


《胸が痛くなるのは病気じゃないんだ…。

私、いつの間にか孝のこと好きになってたんだ。


確かに最近は孝のことで一喜一憂することがあったけど……孝が病気だからって思い込ませてた…》


片付け終えた小沼さんが戻ってきて「さぁて、そろそろ…」と言いかけた時に


「私…認める!!私は孝のこと好き……。」

と言った。

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