紅龍~キミと出逢えた奇跡~
この学校は、学年ごとにネクタイの色が違う。
1年は青、2年は赤、3年は緑。
そしてあたしの目の前にいる二人は緑。
どう考えたって2年の教室にいるのはおかしい。
「何でここにいるんですか。」
起こされたのと、茶髪男が笑えていない笑顔であたしを見てくるから今のあたしはイライラ。
「君と一緒にお昼食べようと思って♪」
ふざけた答えが返ってきた。
「何であなたたちと食べなきゃいけないんですか。」
ただ、聞いただけなのに
「「…フッ、あははははっ!」」
いきなり笑いだした。