紅龍~キミと出逢えた奇跡~
…頭おかしいんじゃないか?
「本当、君は面白いねー♪」
嬉しくないし。
「…ほら、行くよ。」
何処に?!
「…屋上に。」
顔に出てたのか、あたしの心の声の質問に答えられた。
屋上?
「…はぁー…分かりましたよ。行けばいいんでしょ、行けば。」
半ばなげやりでそんな事を言っていた。
何で?いつもなら何を言われたって絶対断ってるのに。
…でも、何故だろう。
この人たちは、信じられたんだ…
何処にも根拠はないけど、その濁っていない綺麗な目が信じられたんだ。