紅龍~キミと出逢えた奇跡~
「よろしくね、空ちゃん。俺は牙龍副総長の柳理樹-ヤナギ リキ-だよ。」
この人がさっき翔が言ってた理樹か~
…てかさ、何でみんなこんなにイケメンなの?
あたしだけ浮いてるよ。
「……各チームの総長集まれ。ルートの再確認するぞ。」
翔の声により右側に総長さんたち、左側に紅龍の幹部と副総長さんたちが集まった。
「なぁ、空ってさ~翔の女?」
「…は?」
翔の女?!
ないない、絶対にない!!
だってあの翔だよ?あの無愛想な!
「……てめぇ殺されたいのか。」
「…え?!なんで心の声読んでんの?!」
ま、まさか翔ってエスパー?!
「……んなわけねぇだろ。お前が全部口に出してんだよ。」
……左様でございますか。
「……さーせん。」
「……チッ……」
し、舌打ちしやがったこいつ!
「「「「「ぶっ。ぎゃははははは!!!」」」」」
何故か笑いが起こった。