紅龍~キミと出逢えた奇跡~
暴走②-姫-
「…行くぞ。」
翔の声により、みんな立ち上がってぞろぞろと部屋を出ていく。
「……何突っ立ってんだ。早く行くぞ。」
「あ、あぁごめん。ボーッとしてた。」
あたしは翔の後ろへついていき、部屋から出た。
部屋を出ると、吃驚-ビックリ-。
とにかく人、人、人。
しかもみんな頭がカラフルで、白、黒、紅の特効服を着ていた。
多分紅が紅龍なのだろう。
それはとても綺麗な色で、後ろには黒い龍がいた。