紅龍~キミと出逢えた奇跡~


「…おい。」




低い声と殺気を出すと、みんなビクッとしてた。




「…文句あんならかかってこいや!誰がそこら辺の女と一緒だって?…ふざけんな。大体なぁ、あたし女大嫌いなんだよ。」



自分が女ということが、1番嫌い。




「そんなに文句あんだったらな……あたしが相手してやるよ。」




最後のとこだけ、殺気全開にした。


……や、やってしまった…


みんなポカーンとしていて、綺麗な顔が台無し…って今は違う!!




「…空…お前…………ぷっ!!ぎゃはははは!!最高ー!」




棗が笑うと、倉庫にいた人たち全員が笑いだした。





「…文句、あるやついるわけねぇな。…空は今日から仲間だ。」


「「「「「「「「「「はいっ!!!」」」」」」」」」」




えぇー。


さっきまでのあの文句はどこへやら。


みんな素直に翔に返事をしていた。




でも、ちょっと、嬉しかったり…











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