紅龍~キミと出逢えた奇跡~
そのあと何か翔がみんなに指示を出してたけど、あたしにはなんのことかチンプンカンプンだったので、ソファーに座ってボーッとしてた。
「ブクククク!!…はぁー、やべー……ぶっ!ぎゃはははは!!」
未だに笑ってる棗。
やっぱりここにいる人達は笑いのツボがおかしいんだな。
「いや~。空、お前やっぱマジ面白れぇよ!」
キョウ…頼むから、何がそんなに面白いのか教えてくれ…
てか、あたし生きていけるかな?
こんなカラフルな不良達に喧嘩売っちゃったし。
でも、大丈夫だよね、きっと!
…うん、大丈夫だっ!
みんな、笑ってたし!
―――みんなと、仲良くなれたらいいな…