紅龍~キミと出逢えた奇跡~


そのあと何か翔がみんなに指示を出してたけど、あたしにはなんのことかチンプンカンプンだったので、ソファーに座ってボーッとしてた。




「ブクククク!!…はぁー、やべー……ぶっ!ぎゃはははは!!」




未だに笑ってる棗。


やっぱりここにいる人達は笑いのツボがおかしいんだな。




「いや~。空、お前やっぱマジ面白れぇよ!」




キョウ…頼むから、何がそんなに面白いのか教えてくれ…


てか、あたし生きていけるかな?


こんなカラフルな不良達に喧嘩売っちゃったし。


でも、大丈夫だよね、きっと!


…うん、大丈夫だっ!


みんな、笑ってたし!




―――みんなと、仲良くなれたらいいな…











< 65 / 110 >

この作品をシェア

pagetop