紅龍~キミと出逢えた奇跡~


何と翔だった。


何で翔がここにいるの?!


…てか、あたし翔に抱き枕にされてるんですけど!




「翔起きて~」




そうは言ってみるものの、翔は全く起きる気配がない。


起きてよ~



あたしはモゾモゾ翔の腕の中で動いていた。




「……何してんだ。」

              
「わっ!…もう!起きてるなら言ってよね~」

              
「…今起きた。」













< 84 / 110 >

この作品をシェア

pagetop