最果ての月に吠える
「私は、先輩を殺したかったわけじゃないよ」





私は、精神科医じゃない。





「先輩に気持ちを転移させてたんだ」





だから、彼の友人として。





「私の中の、タカムラさんへの気持ちを」





逃げない。





「私を受け入れてくれないのはわかってた」





現実の全てから。





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