最果ての月に吠える

第3話 ユメグライ

第3話 ユメグライ





この大学にはシェイクスピアという小さなホールがある。





彼の生きた時代の芝居小屋を模したそのホールを見たら彼は何を思うだろう。





新たな創作意欲を掻き立てられ観衆を大笑いさせる喜劇を書くだろうか、





それとも後世まで残る悲劇を描いただろうか。





どちらにしても彼なら素晴らしい作品を作り上げるだろう。





「大抵の友情は見せかけであり、大抵の恋は愚かさでしかない」





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