最果ての月に吠える
彼の言葉を口にすると君は笑って、





「詩人になったら?」





なんて言ったね。





詩人になりたいと思ったことはないけれど、





もしなれたなら、君が自由になれと願いを込めた詩を書こう。





報われない偽りの愛を切り売りしている君のために。





オレがしてあげられるのはそれぐらいだから。





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