ねえ…微香性恋愛、しよ?
私はその自販機に、ひどく興味をそそられ、翔から五百円玉をせがみ、一度試してみる事にした。
だが、私が打ち込んだのが、誤って十七年前ではなく、十年前、つまり出て来たのは、私が小学一年生の頃の新聞だった。
「あっ!間違えて十年前の新聞出しちゃった。」
「ったく、しょうがないなあ。もう一回やるか?」
「ううん、勿体ないから、これで良いよ。早速読んで見ようよ。
…あっ、懐かしーい。このアニメ、好きだったなあ。ずっと見ていたんだ。もう一度見たいけれど、再放送してくれないんだよね。」
「DVDボックス買えばいいじゃん。確か出ているはず…」
「高いじゃない。四万円近くするから、手が出せないよ。」
そう言う私から翔は、新聞を取り上げて、残念そうな表情で言った。
「ふーん。でもまあ、この日やってた回の面白さは神だから、この回だけでも買うのはアリだよな。
『くわがた星人、コンビニバイトの研修!?』これ、最高だったろ真白?」
「?…そんな回、あったっけ?私、一度もこのアニメ見逃した事がないのに、思い出せない…
この番組表、印刷ミスとかじゃないの?」
だが、私が打ち込んだのが、誤って十七年前ではなく、十年前、つまり出て来たのは、私が小学一年生の頃の新聞だった。
「あっ!間違えて十年前の新聞出しちゃった。」
「ったく、しょうがないなあ。もう一回やるか?」
「ううん、勿体ないから、これで良いよ。早速読んで見ようよ。
…あっ、懐かしーい。このアニメ、好きだったなあ。ずっと見ていたんだ。もう一度見たいけれど、再放送してくれないんだよね。」
「DVDボックス買えばいいじゃん。確か出ているはず…」
「高いじゃない。四万円近くするから、手が出せないよ。」
そう言う私から翔は、新聞を取り上げて、残念そうな表情で言った。
「ふーん。でもまあ、この日やってた回の面白さは神だから、この回だけでも買うのはアリだよな。
『くわがた星人、コンビニバイトの研修!?』これ、最高だったろ真白?」
「?…そんな回、あったっけ?私、一度もこのアニメ見逃した事がないのに、思い出せない…
この番組表、印刷ミスとかじゃないの?」