意地悪てぃーちゃー
生徒会室に着くと、まだ誰も来てなかった。
うちは一人、いろんな事を考えてた。


「おはようさん。って心だけか~。」


声がした方を見ると、井澤が立っていた。

久々やなぁ。


「おはっす。みんなまだや~。てか先生久しぶり。」


「久しぶり~。ちゃんと勉強してるかぁ?オープンスクールどやった?」


うちは井澤にオープンスクールの話をした。
やっぱ相談しとこかな…


「おもろそうやけど、遠いや~。やから迷ってる。」


「そうか~。俺は距離も大事やけど、自分の気持ちも大事やと思うかな。3年間通うのは心自身やから、じっくり考えてみ。焦らんでええからな。」


井澤の言葉はすんなりうちの中に入って来た。
焦らんでいい…
気持ち的に楽になった気がする。


「先生ありがとう。なんか楽なった~。」


「またいつでも話聞くからな。ちゃんと勉強はしろよ~。」


そんな話をしてると、どんどん生徒会メンバーが集まった。


しばらくして、生徒会の話し合いが始まった。
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