意地悪てぃーちゃー
ーーーーー体育大会当日



朝からなんか身体が重くて、ダルかった。

けどそんなん言うてるヒマはなくて、準備の為に早く学校に行った。



学校に着くと、生徒会メンバーは揃っていた。
最後に行進練習と、体操の練習をすることになっていた。


「みんなおはよう。今日はバタバタするけど、成功させよな。今から行進練習や。」


全員定位置に並んで、井澤の手拍子に合わせて行進を始めた。


ヤバい…………
くらくらして来た。

うちは誰にも悟られんように、必死でそれを隠していた。


やっと練習が終わって、外に出す荷物を教室に取りに行こうとした時やった。


「心。ちょっと来い。」


井澤に呼ばれて、うちは井澤の所に行った。


「体調悪い?作り笑いしかせえへんし、顔青いけど…。」


それだけ言うと、井澤はうちのおでこに手をあてた。


「やっぱり…。お前、無理し過ぎやろ。帰ろか。」


「嫌や。大丈夫やから…先生お願い。」


ここで帰るわけにはいかん。
今まで頑張って来たのに…
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