意地悪てぃーちゃー
「先生ごめん。重いやろ?」


「はっ?軽すぎるわ~。なんかこんなん新鮮でええな。」


…ってか顔近い。
うちの心臓は、めっちゃうるさかった。


「心~ドキドキし過ぎやって。そんな俺の事好きか~?」


「んっ…好きやで。」


「えっ…。」


げっ・・・・・・
ついポロっと本音が出てもうた。
ヤバいヤバいヤバい。
井澤も固まってるし…。


「冗談に決まってるやん。先生固まって…。ビックリした?」


「お前なぁ~。俺、心臓止まるか思ったわ。まぁ冗談でも嬉しかったけどな。」


なんとか誤魔化せた。
危ない危ない…。

冗談でも嬉いかぁ。
なんか恥ずかしっ。


しばらくして、井澤の車に着いた。
井澤はうちを助手席にまで乗せてくれた。


そして車は、うちの家に出発した。


車内はいつもと変わらんくて、あっちゅう間にうちの家の前に着いた。


井澤は母さんに挨拶をして、そのまま帰って行った。


うちはそのまま、部屋で眠りについた。
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