意地悪てぃーちゃー

井澤 side

最近の俺は余裕が無い。
たぶん高橋に会ってから…。


自分の気持ちに気付いてからも、心とは特に変わらずやった。

相変わらずアイツは、弱い癖に強がるし無理するけど俺はアイツのそんな所が好きや。



今日は体育大会の打ち上げ。
アイツは来るんやろうか？


「井澤先生っ。さっきからどうしました？北沢ですか？」


荒木ちゃんだけは、全部知ってる。
俺の気持ちも、この前あった事も…


「なんでもないけど…。なんで心が出て来んねん。荒木ちゃんこそどうした？」


「井澤先生も素直ちゃいますね～。あっ俺、先に外出ときますね。」


荒木ちゃんはそれだけ言うと、外に出て行った。
もうそんな時間かぁ。


俺は心に、高橋の事を話すべきなんやろうか？
アイツはまだ高橋の事…


そんな様子じゃ無かった。

あぁ～。
どうすればええんやろうな？


俺は考えるのをやめて、一旦校門に向かった。



何人かの生徒が居て、まだまだ揃って無さそうやな～。


そんな中、俺は荒木ちゃんと話す心を見つけた。
そして、そのまま一直線に心の所に向かった。