意地悪てぃーちゃー
学校近くのファミレスに、予約しといた。

予約してたのもあって、着くとすぐに席に案内して貰えた。


生徒達は好きな様に座って、俺は荒木ちゃんと二人で座っていた。


俺はやっぱ気になって、心の姿を探した。


アイツは仲良しグループで、座ってた。
あっこのグループは、男女で仲良いねんなぁ…。


俺は心の笑顔を見ながら、やっぱどっか寂しく感じた。


「井澤先生?今は抑えて下さい。生徒達居ますよ。」


「あっおう。って、やっぱ荒木先生鋭いな~。」


「違いますよ。井澤先生の表情が…。そう言う所、そっくりですね。」


表情かぁ…
心も感情が顔に出るもんな。

やっぱ俺、相当アイツの事好きみたいやな。



しばらくして、全テーブルにドリンクが運ばれてきた。


「おっし。全員ドリンク貰ったな~?そしたら優勝おめでとう。かんぱーい。」


俺の掛け声で、乾杯をした。
ワイワイ楽しんでるクラスの奴等…。


心もあのグループで楽しく騒いでる。


あぁ…
心の事考えちゃってるよ。
俺、重症やなぁ。
< 146 / 280 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop