意地悪てぃーちゃー
俺はやっぱり、教師としても男としてもまだまだやな…。

心を振り向かす勇気も無いし、それでも今のままでは満足出来ひん。


本間俺は、アカンな~。


「さて、そろそろお開きの時間やな。今度ゆっくり話そう。」


俺は荒木ちゃんにそう言って、クラスの奴等に指示を出した。


俺は受け取った伝票を持って、会計を済ませた。
アイツ等、容赦無いな~。
ファミレスでよかった…


俺はそのまま駐輪場に行って、解散の挨拶をした。


ぞろぞろ帰って行くなか、帰る気配が無いのが若干6人ほど…

てか心まで居るし、コイツ等夜遊びする気か?


「残ってる奴はどうすんの?」


俺は冷静に聞いてみた。
夜遊びで補導されたら、シャレにならんからなぁ…


話を聞くと、ゲーセンにプリクラを撮りに行くとか。


結局、引率として荒木ちゃんと着いて行く事にした。

心をチラッと見ると、なんとも言えん表情をしてた。


俺はそのまま黙って、チャリを漕いでいた。
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