意地悪てぃーちゃー
女子3人と荒木ちゃんは、ペチャクチャ喋ってた。


俺は適当に相槌を打つぐらいやった。

そんな中で、相田が突然とんでもない事を言い出した。


「荒木先生と心って意外に仲良しよな~。」


はっ?
でも、確かに最近の荒木ちゃんと心は仲良しや。

荒木ちゃんがフォローしてるけど、相田のコトバが耳から離れん。


荒木ちゃんには、迎えに行く約束してる子が居る。

それでもやっぱり、寂しかった。
俺だけが教師ちゃう。
心は生徒会長やし、そりゃ俺以外の先生とも交流はある。


あぁ~俺ちっちゃ。
俺はただの担任やのにな…


荒木ちゃんは結局、彼女の存在を話した。
サラっと惚気る荒木ちゃんからは、幸せオーラが滲み出てた。


そんな空気の中、俺は森田の様子が気になった。
今にも泣きそうな表情で、さっきまでの笑顔が消えていた。

まさか・・・・・・


俺は心に話を振られたついでに、森田に話しかけてみた。


森田は笑顔を浮かべていたけど、痛々しかった。



そして気付けばゲーセンに到着した。
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