意地悪てぃーちゃー

お話し合い

うちの気付け光線が届いたんか、井澤はうちに気付いた。


「しーーーんーーー。」


いやいやいや・・・
この距離でそんなに叫ばんでも…

みんな見てるやん。
視線が痛いのは気のせいかな…先生。


井澤はそのままうちに近付いて来た。


「…ったく。心行くぞ~。お前等はよ帰って勉強しろ~。ほれ解散解散。」


井澤はさっきまで囲んでた子等を帰らせた。
そして、うちを見るといつものように笑顔を浮かべた。


「ずっと寒かったやろ?本間、しょーもない所で遠慮すんねんから。まぁ、心の熱い視線は嬉しかったけどね~。さっ、指導室行こうか。」


「いやっ…そんな見てないし。早く移動しよ。寒すぎてヤバい。」


そのまま二人で、指導室へと移動した。

指導室とか、なんか久々の雰囲気や~。
そこまで久々じゃないけど…。


「心って暖房アカンかったよな?ストーブは大丈夫なんか?」


「うん。ストーブは大丈夫やで。」


井澤はそのままストーブの電源を入れてくれた。
ってか、暖房アカン事覚えとったんや。


「先生、うちが暖房アカン事覚えとったんや。」


「そりゃまぁな。あんな風に倒れられたら覚えてるわ。」


あっ・・・
そう言えば倒れたなぁ。
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