意地悪てぃーちゃー

冬休みなう

カリカリカリ…

カリカリカリ…


冬休みに入って、朝から勉強勉強勉強…。


「だぁーーーーーーーーっ。さっぱりわからん。」


うちはシャーペンを持つのをやめて、ベッドにダイブした。
朝からこんな感じで、全然進んでない…。

うち高校行けんのかなぁ…
めっちゃ不安。


そんな事を考えてると携帯が鳴った。

うちは電話の相手が誰か確認せんまま、電話に出た。


《もしもーし。》


《あっもしもし。勉強進んでるか?》



げっ・・・
電話の相手は紛れも無く井澤やった。


《まぁぼちぼち…。で、何?》


《んっ?心の事やから、勉強進んで無いんちゃうかな~思って電話してみてん。》


うわっ・・・・・・
図星やん。
やっぱ3年間担任やと、なんでもわかるねんな。


《失礼な。ちゃんと頑張ってますよー。》


《ふーん。ちなみに今何してたん?電話出るの早かったけど…》


《んっ?休憩と言うもの。》


《はぁ…心?ここで強がって何の得があんねん。さっさ用意して学校来い。じゃーな。》


そのまま電話は切れた。
井澤の言う通りや…。


うちは学校に行く用意を始めた。
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