意地悪てぃーちゃー
まさか・・・

そんなはず無いやんな。
だってまだ3年目やもんな。


「だって、ズルズルしたら言わんやろ?やからや。」


「なぁ荒木ちゃん。井澤も荒木ちゃんも消えんよな?」


荒木ちゃんの答えを待つ、何秒間がめっちゃ長く感じた。


「さぁな。まだわかりませーん。おっそろそろ学校やぞ。愛しの井澤先生に甘えろよ~。」


「ふーん。想像しただけで気持ち悪いわ。荒木ちゃんありがとうね。」


「おう。」


そして、車は学校に着いた。
車が止まって、うちは荒木ちゃんと一緒に職員室に向かった。


職員室に入ると、真っ先に井澤がうちの所に来た。


「お疲れさん。荒木ちゃんもありがとう。で、二人とも生徒会室行くぞー。」


そう言って、職員室から出された。
井澤と荒木ちゃんと3人で、生徒会室に向かった。

生徒会室に入ると、なんかわからん緊張の糸が解けた。


「心~。お疲れさん。出来たか?」


「まぁまぁかな。ってか、なぜに生徒会室?」


ちょっとした疑問を井澤にぶつけてみた。


「んっ?大人の事情ってやつ。まぁ気にすんな。荒木ちゃんも悪いな。」


「いえいえ。俺は全然大丈夫ですよ。ちょっとトイレ行って来ていいですか?」


「おう。ええんか?」


「大丈夫っすよ。んじゃトイレ行ってきます。」


荒木ちゃんはそのまま生徒会室を出て行った。
二人きりの生徒会室。
なんか気まずいのは何?
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