意地悪てぃーちゃー
「お前なぁ…
本間は先生が生徒と、個人的に逢うのマズいねん…。

やから今日は、先生禁止。」


「なるほどなぁ。

わかったわかった。
じゃ、遠慮無く呼ばせて貰うな?」



こんな機会、滅多に無いな。
井澤を井澤と呼べるなんて…



「案外素直やな。

おっし。
んじゃ1回呼んでみ~」


「だって簡単やん。

井澤~。」



一瞬にして、沈黙が流れた。
うちは間違ってない。
だって井澤は井澤やろ?



「却下。

はい、次~。」


却下とかありなん?
やっぱ呼び捨てはさすがにマズかったかな~…



「却下とか…

井澤君。」


「はぁ…。なぁ、心。
俺は名前で心って呼んでるやん?
心も名前で呼んでや~。」



はっ……………?
いやいやいや~
どんな理由やねん。


「丁重にお断りいたします。」


「拒否権無し。

照れんでええから。
なっ?」



勘違い激しい~…
そもそも名前知らん…


「あのさ・・・


名前知らんねんけど?」
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