意地悪てぃーちゃー
井澤の所行くと、とりあえず車に戻る事になった。



「だから言うたやろ~。

まぁ…流されんかっただけよかった。」


「はい…。

ごめんなさい。」



とは言いつつ、井澤との会話が全く頭に入らん。


………寒い。



やっとの事で車に着いた。




「とりあえずこれで拭き。」


「あっどーも。」



うちは井澤からタオルを受け取って拭きはじめた。



「そのままやったら風邪引くから、とりあえずこれ履いとき。」


そう言って差し出されたんは、半パンのジャージやった。

てか、用意良くない?


「どーも。

ってか、なんで着替え積んでんの?」


「あぁ。

俺、スーツとジャージは絶対積んでんねん。

緊急時に対応出来るやろ?」


なるほど…
やっぱ井澤は教師やねんなって、改めて思った。


「後ろで着替えとき。

俺飲み物買ってくるから。」



うちは井澤の指示通り、濡れたズボンを履き変えた。


ちょっとして、井澤が車に戻ってきた。
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