意地悪てぃーちゃー
「はいよ。

このままどうする?」


うちは井澤からココアを受け取った。

この格好で出歩かれへんよなぁ…
でもこの格好で、家にも帰れん………


「先生~どうしよ…」


「んっ?
やっぱ帰る?」


「嫌。
さすがにこのままじゃ、帰れん~。」



井澤も察したんか、チラチラうちを見ながら考えてる。


「じゃぁ…選んで。

まずこのまま此処に居る

省吾の所行く

俺の家で服乾かして
またどっか行く。」



最後の選択肢はいいの?
家行きたいけど…
ええんかなぁ………



「グズグズしてたら、俺ん家行くけど?」


「ん~…

そしたらそれで。」



言ってしまった…
もうどうにでもなれ~


「はいよ。

言うとくけど、汚いからな?」


「えっ?
本間にいいん?」


予想外やった。
絶対冗談やと思ったのに………


「しゃーないやろ?
それに、今日は心ちゃんのお祝いやからな。」


「先生…ありがとう。」


「どういたしまして。」


そのまま車は走り出した。
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