意地悪てぃーちゃー

サプライズ

井澤を連れて行くと、クラス全員で井澤の周りを囲った。


そのまま、隠れて練習してた歌を歌った。



歌い終わって、井澤を見ると半泣きやった。


「ありがとうな。

お前等最高やわ~。」


井澤は笑顔で全員の顔を見ていた。


それから委員長を筆頭に、一人一人井澤に感謝のコトバを言いはじめた。


クラスの大半が号泣してて、最後のうちに回ってきた。


「先生…
3年間ありがとう。

意地悪でガキな先生、嫌いじゃ無いです。

このクラスの事、絶対忘れんとってな!」


うちの精一杯やった。

アカン…
泣いてまいそう。


「本間に反則やわ…。

絶対にこのクラスの事、忘れへんからな。


あぁ~もう………ほら。
みんな泣くな~。

明日、目腫れてブサイクなるぞ~。」


井澤の冗談で、泣きながらもクラスが笑う。

委員長は涙を拭いて、井澤の前に立った。


「井澤先生…

このクラスから、井澤先生へ卒業祝いのプレゼント。」


割り勘で買った万年筆を、井澤にプレゼントした。

残りは明日やけど…


「うおっ…マジで?

大事に使います。
本間にありがとう。

全員泣き止んだな~?

気をつけて帰れよ。
で、明日は笑顔でな!


そしたら解散。」


「「さようなら~!」」



そのまま、うち等のクラスは解散した。
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