意地悪てぃーちゃー
「先生のあほ。

さっさ校長室行って、面倒な事終わらせよ。」


頑張って話を逸らせた。
あれ以上聞きたくない。

告白の前に、遠回しに振られてるよな………



「おっ…そうしよか。

服装ちゃんとして、校長室行くぞ。」


うちはスカートを直して、生徒会室を出た。




校長室の前に着くと、井澤だけが先に入って行った。


変な緊張感………


校長室のドアが開いて、井澤に手招きをされて中に入った。


「失礼します。

3年3組 北沢心です。」


うちはそのまま、校長の前に立った。


「北沢さん………


明日の答辞なんですが、これを読んで下さい。」


手渡された紙を見ると、長いだけの文章やった。

こんなん絶対読まん。


「何でなんですか?

これは校長先生が読んだらいいじゃ無いですか。

もう原稿バッチリなんで、わざわざありがとうございます。」


うちは笑顔を崩さんまま、校長の目を見ていた。
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