意地悪てぃーちゃー
井澤の言葉にうちは、生徒会室を見渡した。


「あっ…先生。

ここで一枚写真撮ろう!」


「しゃーないなぁ…

カメラ貸せ。
俺が撮ったろ。」


「やった~。
んじゃよろしく。」


うちは井澤にカメラを渡して、井澤に近付いた。


「おっし…
んじゃ最高の笑顔な。

ハイチーズ。」


撮った写真を見ると、井澤もうちも最高の笑顔やった。


「おぉ~ええやん。
俺の撮るセンス最高やん。」


「本間やなぁ。
はいはい…中々やね。

あっ…先生待ってて。」


うちはペンを貰って、お気に入りの場所に名前と言葉を書いた。


「お待たせ。
んじゃ先生また明日。」


「何書いてん?

てか送って行くし。」


「んっ…秘密。

今日は歩いて帰りたいから、いいよ。」


今日はいつもの道を、歩いて帰りたかった。


「んじゃ一緒に歩くわ~。

んじゃちょい待ってて。
荷物取って来るから。」


そのまま井澤は職員室に入って行った。

一緒に帰るかぁ…
< 273 / 280 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop