意地悪てぃーちゃー
しばらくして、飛行機が飛び立った。
やっぱり、なんか気まずい雰囲気。


俺は時々、心の様子を見ていた。
そんな中、ベルトをとってもいい合図が出た。


一気にザワつく機内…。
でも俺らのとこだけは、今でも気まずい雰囲気のままやった。


しばらくして、さっき囲んでた奴らの一部が来た。
こいつ等は、ちょいクセがあって俺もちょっと苦手やった。


「井澤せんせぇ。なんで北沢さんと座ってるん？亜美と座ろう。」


「あっ亜美ズルイ。うちと座ろう。」


「２人ともズルい。あたしと座ろっ。」


うわ～こうなるから、心と座ったのに…。
ってか、心の前でやめてくれ～。


俺は少し突き放すように、いつもよりも低い声を出した。


「お前等はクラスちゃうやろ。用事ないんやったら、自分の席戻れ。」


それでは、引き下がらんのかこいつ等…。
次の瞬間、３人の中の１人がとんでもないことを言い出した。


「えぇ～。北沢さんばっかズルい。」


はっ？
コイツ何言うてんねん。
さすがの俺も、頭にきた。


「はっ？心のどこがズルいねん。」


「だって、ずっと井澤せんせぇと一緒やん。それに北沢さんだけ名前で呼んでるし。亜美だって…。」


うわ～。
俺としたことが…。

ちらっと心を見ると、笑いを堪えるのに必死そうやった。
そう言う所、楽しむなよ～。


俺はゆっくりと話始めた。
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