意地悪てぃーちゃー
なんやかんや言いながらも、生徒会の仕事は真剣にやってた。
じゃないと、応援してくれてる人に失礼やしね。


「担任としても、俺うれしいわ。」


「そりゃどーも。」


なんか褒められると、ちょっと恥ずかしい。
ってか、照れる。


「準備は完璧やな。あっ。新しい先生の中に、まぁまぁ若い奴居るけど惚れんなよ?」


「はぁ?惚れません。教師なんて…。」


うちは、ちょっと前のことを思い出していた。
忘れたいねんけどなぁ…。


「あっ…ごめん。とりあえず、着任式は期待してるからな。」


井澤は何かを察して、それから自然に別の話題に変えてくれていた。
< 4 / 280 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop