意地悪てぃーちゃー
ホテルに向かうバスの中は本間に静かで、みんな爆睡してた。
うちは一人で先のことを考えてたら、前からまた荒木先生が来た。


「北沢~。どうした?さっき井澤先生と揉めてたけど、大丈夫か?」


「大丈夫やで。別になんも無いし。」


うちは荒木先生に、笑顔で答えた。
これは自分の問題やと思うから…。


「北沢?まぁ考え込むな。それに、作り笑いすな。俺でよければ、話も聞くし。」


「ありがとう。作り笑いちゃうし。荒木先生に言われた無いわ。」


「はぁ?俺のどこが作ってんねん。本間に失礼な奴~。」


荒木先生とそんな言い合いをしながら、自然に笑っていた。
ちょい謎やけど、荒木先生っていい人かもな~。


あっ。今日の夜のサプライズの前、話聞いて貰おう。
荒木先生と時間潰す役やったし、ちょうどいいや。


「荒木先生~。今日のレクの前、ちょい話聞いてや~。」


「ええよ。とりあえずホテル入ってから、場所決めよか。」


「はーい。」


うちの返事を聞くと、荒木先生は前に戻って行った。
サプライズ楽しみやなぁ。
この役結構重要よな。


そんなことを考えてると、ホテルに着いた。
他のクラスも、もうホテルに着いててご飯を食べてるクラスもあった。

うち等は手を洗いに行って、自分等の席に座った。
机に全員揃って、食べ始めた。


やっぱ、ワイワイすんの楽しいなぁ。
ワイワイしながらご飯を食べ終わった。

部屋に行く途中で、荒木先生に呼び止められた。


「18時30分前やから、風呂とか終わって19時過ぎぐらいに俺の部屋来て。レクは直行な。」


「了解。部屋どこ?」


「誰にも言うなよ?4階の408号室。」


うちは頷いて、そのまま部屋に向かった。
部屋に入ると、まぁまぁやった。
じゃんけんで風呂の順番決めて、順番に入っていった。
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