意地悪てぃーちゃー
「副担の所見てなかった。一年間よろしく。」


うちは荒木先生に笑顔を向けた。


「こっちこそよろしく。」


荒木先生も優しく微笑んでいた。


そして、井澤に呼ばれて荒木先生が前で自己紹介していた。


それを聞きながら、この先生人気出るやろな~って思ってた。


案の定、荒木先生は自己紹介が終わると、質問攻めにあっていた。


うちはそれを聞きながらも、窓の外を眺めていた。


しばらくして、やっと荒木先生への質問が終わった。


「お前等なはしゃぎすぎや。とりあえず、落ち着け。」


井澤がそう言って、クラスが静かになった。


「1年間楽しもな。明日から授業始まるからな~。とりあえず今日は解散や。」


挨拶をして、教室からぞろぞろとみんなが出て行った。



そして教室に残ったんは、井澤とうちと荒木先生だけやった。
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