意地悪てぃーちゃー
「はいはい。井澤先生は今まで通りでいいんです。」


「おう。ありがとう。」



荒木ちゃんも俺も、笑っていた。
だいぶスッキリした。


「さて仕事戻りますか。また進展あったら、聞かせて下さいね。」


「戻ろか。またな。今日はありがとう。」



俺と荒木ちゃんは、生徒会室を出て職員室に戻った。


プリントとか書類を作って、俺は高橋の手紙を眺めていた。


アイツは心に、何を残したんやろう?
俺はアカンって思いながら、高橋の手紙を読んでいた。



くっそー…
読まんかったらよかった。
こんなん反則やん。


俺はなんとも言えん気持ちになった。

そうや…
つい最近まで、アイツ等は両想いやった。
今でも高橋は心の事…?



アカン…
心は生徒で俺は担任。
それは変わらん。



俺は高橋の手紙を、引き出しの奥にしまった。


今日はもう帰ろ…。
明日からは普段通りの俺に戻る。


俺はそのまま家に帰った。
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